札幌の悩めるバレエ•フィギュアスケート•ダンサーの為の情報箱

札幌で身体の専門家として個人指導を中心に活動しているトレーナーがバレエやフィギュアに関する情報をお伝えします。

ここでは動作分析のプロが特殊な身体活動を求められる「バレエ、フィギュアスケート」を中心に身体のケアやトレーニング方法、最新情報などをどんどんお伝えしていきます。

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Encounterセミナー「栄養と心理」レポート

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Encounterセミナー「栄養と心理」を受講しました。

栄養パートの講師は公認スポーツ栄養士の伊藤あゆみ先生が担当されました。

ダンサー向けの栄養に焦点を当てたお話で、近年注目されているRED-S(スポーツにおける相対的エネルギー不足)とそのダンサー版のRED-Dに関しての解説がありました。


多くのダンサーは「利用可能エネルギー不足(LEA)」であることでパフォーマンスや健康に悪影響を与えているということが分かってきており、適切なエネルギー量を摂取することが重要であるとお話されていました。

他に、女性アスリートの三主徴をチェックする11の質問事項についてのお話もありました。
元論文はこちら


現在は必要な部分をコピーしてChatGPTなどに翻訳してもらうと英語が苦手でも高い精度で読むことが出来ます。(余談ですがGPT4だと直接PDFを貼り付けて要約してくれます)

こういった知識を指導者や保護者が知っていることはとても重要だと思います。

続いて心理についてのお話です。
RED-Sの図で唯一矢印が双方向なのが心理のエリアです。
RED-sの図

心理パートの講師は臨床心理士の瀧田絵美先生です。瀧田先生とは以前から面識があり、異業種間での情報交換をさせていただいている方の一人です。今年のJADMSでは久しぶりにお会いできました。

瀧田先生のお話の流れは「ダンサーが抱きやすい心の課題」「受傷(怪我)したときの心理と支援」「摂食障害の基礎知識」「心理サポートと多職種連携」に4つに分けてお話していただきました。

それぞれ現場で活用しやすいような内容で印象的なお話をしてくださったのですが、これらのお話をかいつまんで語るのは拡大解釈や誤解を招くリスクがありますので控えようと思います。ただ、6月に北海道で瀧田先生のお話を聞くことができますので、北海道にいる方や来る予定のある方はぜひ舞台医学会のご参加をおすすめします。
(まだ参加資格や参加費が公開されていないのでもしかしたら医療従事者のみかもしれません)


とは言えども、最後に質問タイムに瀧田先生がお答えになった言葉がとても印象的でしたのでご本人の許可をいただいた上でこちらに掲載しようと思います。


ダンサーに関わる治療家やトレーナー、そしてダンス教師がダンサーの心理的なSOSを感じたときに、心理サポートの専門家への紹介をどのようにするのがいいのかに関してのお話がありました。


この質問に関して瀧田先生は「まずダンサーが学生だった場合はスクールカウンセラーという存在がいるので、学校で相談してみるという選択肢があります」とお伝えいただいた上で、基本的には「肯定的なフィードバックを多めにする」というのが重要だとのことでした。「『もっとこうしなければ』と言うよりは『以前よりも良くなったよ』や『今日はここを頑張っていたね』と伝えるなど意識的に褒める数を増やしてあげてください」と指導時に現場でできるアクションについてもお話されました。


仮にこういったポジティブなフィードバックをダンサー自身がなかなか受け止められなくても支える側は伝え続けることが大事だとおっしゃっていました。


その中で、専門家のサポートが必要だと感じた場合は「強制的に『心療内科に行きなさい』などと伝えるのではなく『私から見たあなたは心配に見える。あなたはどう思うの?』とか『自分では大変だなとか思わない?』などと本人が感じていることを聞いてみましょうとお話されていました。その上で「支援の専門家がいるので繋いでみようか?」「カウンセリング受けてみない?」などと伝える工夫を紹介してくださいました。

また指導者やサポートしているトレーナーやセラピストに対しては、保護者の方と連携して「指導の場面でダンサーにこんな心配があって、これは医学的にみるとこういう症状とかこういう姿が見られると病院に繋げたほうがいいんじゃないかと言われているのですがいかがですか?」と提案してみてくださいとお話されていました。


私自身もクライアントから悩み事の相談を受ける機会がありますので大変参考になりました。


ダンサーをサポートする立場の人達は多職種連携の重要性を感じています。
ドクター、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、栄養士、心理士、整体師、トレーナーなどがダンサーをサポートする際、自分の領域を超えた課題が発生したときに連携がスムーズにいくことを望んでいます。


ただ、現実には立ちはだかる問題がいくつもあり連携したサポートをする環境はまだ多くはありません。
「誰がダンサーに理解があるのか」「どの程度勉強や経験があるのか」「共通した言語で会話できるか」などを考えるとダンサーを紹介するのを躊躇してしまうことが多くなります。


そしてダンサー側は「信頼関係がある治療家以外と関わりたくない」「医者は何もしてくれないから行きたくない」と感じている人が多いのも多職種連携が難しい要因になっていると感じています。



課題は多いですが、encounterセミナーのような医療従事者主催の講習会は多職種連携の可能性を広げてくれる一助になると考えています。ダンサーをサポートする人達の輪が広がることは業界全体をより良くすることに繋がっていきます。


次回はニューヨークで「ダンス外来」に勤務されていた方のお話です。
とても楽しみです。みなさんも興味があればぜひ。




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ダンサー、フィギュアスケーター、あらゆる表現者をサポートするトレーナー
森脇俊文

コンクールでなぜ2回続けて良い踊りが出来ないのか?

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皆さんは「バッドリハーサル・グッドショー」という言葉を聞いたことはありますか?
リハーサルで失敗すると本番はうまくいくという「舞台あるある」のことを指す言葉です。


それではなぜ多くの舞台では「バッドリハーサル・グッドショー」の状況が発生するのでしょうか。
リハーサルで失敗するとどんな心理状態になるのかを考えてみましょう。

 

リハーサル前日まで徹底して練習を積み重ねてきた

リハーサルでミスをしてしまったことで本番への緊張感が生まれる

注意点が明確になり本番で意識するポイントが絞れる

うまくいく



こんなパターンになりやすいわけです。
ここからが本題です。


先日の北海道バレエコンクールで初日上手に踊れたダンサーの多くが2日目に初日よりもうまく踊れなかった原因を考えてみましょう。


初日にうまく踊れた!

初日と同じように踊りたいと思う

注意点が不明確になり意識するポイントがぼやける

失敗する



こんなパターンになりやすいわけです。
この一番の原因は、


初日と2日目で考えることが増えている、もしくは変化していることによるものなのです。
もうすこし分かりやすく画像にしてみました。


こんな感じです。
【初日】
スクリーンショット 2024-05-01 22.45.29

良いですね。意識するポイントが明確になっています。
これによってうまく踊れたのでしょう。


そして2日目の頭の中をのぞいてみましょう。
スクリーンショット 2024-05-01 22.48.25

頭の中で同時に意識できることはそんなに多くありません。
余計な意識が頭の中に入り込むと大切なポイントを意識するエリアが削られてしまいます。


しかも読んでわかる通り、上の3行は具体的なことが一切書かれていないのに意識の中に入り込んでいるので、ただ変な緊張感だけが増えてしまい失敗の可能性が高まってしまうわけです。


初日でうまくいった人は2日目の踊りに対して「守りに入る」とか「うまく踊ろうとする」という余計なことを意識するようになってしまい、初日と同じ気持ちではないのに「昨日と同じように踊ろう」と思ってしまうわけです。


昨日と同じように踊るためには昨日と同じような気持ちで踊る必要がありますが、
「初日うまくいった」という記憶のせいで雑念が混ざってしまいやすいんです。


これを知ってさえいれば、
・同じ気持ちで踊るのは難しい
・初日のことはなるべく忘れるようにする
・テーマや課題を明確にして踊る
・「失敗したらどうしよう」とか「うまく踊りたい」とかを考えないようにする


このあたりを踊る前に自分の気持ちの中で整理してから今目の前にある踊りに集中することで2本揃えることが出来るようになるんだと思います。


ただ、若いダンサーはこの失敗を何度か繰り返さないとなかなか実感として修正しにくいです。
中には一回失敗するだけでこの原因を自分で見つけ出すようなダンサーもいますが、多くの若いダンサーは少しずつ成長していくことになります。


それでもなるべく早くこの「2回目がうまく踊れないループ」から抜け出すためにはメンタルの勉強が必要になります。



誰もが通るミスってあるんです。
その罠にはまらないようにいち早く勉強して抜け出せると良いなと思います。


先輩や先生に失敗エピソードを教えてもらうのも良いですし、自分の失敗をふまえてメンタルトレーニングの勉強をするのも良いです。身近なトレーナーに相談するのも良いです。
我々は選手やダンサーの近くにいる存在なので本番の緊張に対する対策をいくつか持っています。


これを読んだダンサーが2日続けてうまく踊れるようになることを願っています。

参考記事:




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森脇俊文



逆カマで立つダンサーが出来るまで

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これはあくまでも仮説です。どなたかに研究していただきたいと思っています。

足関節の弛緩性が高いダンサーに起こるテクニックエラーとしてルルヴェもしくはポワント姿勢において過剰に親指側に傾いた状態で支持する通称「逆カマ」の状態に関してのお話です。


以前からある一定数のバレエダンサーがこの立ち方をしているのは知っていましたが「足首緩いんだろうなー」程度にしか興味を持っていませんでした。


これが気になるようになったのは数年前にユースアメリカグランプリのプレコンペティティブ部門を観るようになってからです。
ルルヴェでカマ足になるダンサーは山程いますが、逆カマになるダンサーがこんなにいるのか!と驚きました。

当初の私は「レベルの高いコンクールに出るようなダンサーたちは条件が良いので足首緩いダンサーも多いんだろうな」という認識でした。


それにしてもテクニックエラーなのは間違いなく、軸足が逆カマのまま踊り続けるのは危険ですのでパーソナルトレーニングに来ているダンサーたちにはエクササイズを紹介して痛みのサインに関しても伝えていました。



その後、最近の私は逆カマで立つダンサーの原因を
・バレエシューズで支えるものが無い状態でテクニックエラーのまま踊る
・足関節周辺の筋肉が弱いままターンアウトを足首周辺で行なおうとする


このあたりなのかなと思っていました。
つまり、トウシューズに守ってもらうことが出来ない時期にテクニックエラーによって親指側に立ってしまう癖を身につけてしまうのではないか。ということです。


これは中足骨の長さにも影響があります。日本人の多くは第二中足骨が第一中足骨よりも長いので、
ルルベをした際に親指側か小指側のどちらかに傾きやすいんです。その際、カマ足になりたくないですから関節の緩いダンサーは親指側に傾けて立つわけです。
(この問題に関してはサポーターによって解決可能です)



ただし、今回北海道バレエコンクールを2日間通して見てきて予想と違ったことがあったんです。
それはバレエシューズ部門ではあまり親指側で立っているダンサーがいなかったんです。
ほとんどが真っ直ぐかカマ足でした。


YGP日本予選のプリコンペティティブ部門の逆カマ比率とは大きく異なっていたわけです。



そこで新たな仮説が生まれたわけです。


足首の緩いダンサーが筋力が育たないうちにトウシューズを履き、正しいポジションで支えられないので逆カマのまま腱や靭帯などのテンションで立っている結果として【逆カマの可動域を増大させている】のではないか?



どれが一番の原因かは分かりませんが、上記の仮説は要因としてはあり得るだろうと直感的には感じられるはずです。ポワントで足(前足部)を守ってくれるからこそ足関節がテコの原理のような働きで大きな負荷がかかって足関節周囲の弛緩性が増大してしまうのではないでしょうか。


日頃から低年齢でポワントを長く履くダンサーというのはバレエを本格的に取り組んでいるダンサーに多く、
そういったダンサーの足首の弛緩性が増大した後にYGPなどでバレエシューズ部門に出場すると逆カマでのルルベキープに繋がっていくのではないかなと思ったわけです。


このテクニックエラーは修正が必要です。
反張膝と同じで、適切なエクササイズによる筋力強化と「まっすぐ」の作り方を身につけることでなるべく早い時期に選択的に姿勢を作れるようなダンサーになることが望まれます。

逆カマも反張膝もちょっとしたコツを理解すると筋力さえあれば真っ直ぐを作れるんです。
(今年の冬季バレエ講習会ではこの話を少しお伝えしています)



いくつもの仮説が浮かびましたが、我々が若いダンサーを不必要な怪我から守るためには


「その足首気をつけて!」


と伝えることだと思うんです。
決して「その足首やめて」ではありません。本人もやりたくてやっているのではなくて「なってしまっている」んです。さらには「ちゃんとやって」なんて言うのは上達効率が低すぎるので使わないに限ります。



逆カマになるダンサーに対しての一般的なエクササイズはこちらですが、そもそも逆カマになるようなダンサーはこのエクササイズを行ってもふくらはぎしか疲れないようなケースが多いです。
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うまくいかない場合はエクササイズの効果が出てこないので、個人の特徴に合わせてエクササイズの目的を理解してもらい、フォームを修正して適切に狙った筋肉が使えるようにすることを目指しましょう。


繰り返しになりますが、すぐには修正できないです。ただ、テクニックエラーであるという自覚を持つことが大切です。直そうと思い続けること、そして適切なエクササイズを継続することで怪我を未然に防ぎ、美しいポジションで立てるようになります。


「その足首気をつけてね」


まずはこの一言から始めるのが良いのではないでしょうか。



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第21回北海道バレエコンクール 第6回北海道プレバレエコンクール レポート (2024)

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前日の予選を通過したダンサーが踊る決選とプレバレエコンクール、そして昨年の受賞者が踊るエキシビションを観てきました。
前日の予選のレポートはこちら。



【プレバレエコンクール】
このカテゴリはバレエシューズでの参加ですので、足首が弱いと起きやすいテクニックエラーである「逆カマ」で立つケースが私の想像よりもとても少なかったのが印象的でした。

逆カマで立つというのはこんな感じです。
IMG_1914

詳しくはこちら。


YGP日本予選だと2割程度が親指側に過剰に傾いて立っているのですが、今回は1割もいなかった印象があります。演目の種類も関係ありそうですが、それ以外に考えられる要因がありそうです。
この件に関しては長くなりそうなので別記事で書くことにします。


この年代あたりから「つま先伸ばして!」という要求が先生たちからしっかり伝えられるはずです。
その一方で意識している間は伸びているつま先が、高く足を上げたりジャンプする際には曲がってしまうことに関してなかなか直らなくて困っているというダンサーも多いと思います。


修正のコツはこんな感じです。参考にどうぞ。

それでもなかなか直らないなら1度パーソナルトレーニングにお越しください。


【児童の部】
このカテゴリは決選(DAY2)だけ観ました。 

私は近年バレエコンクールを見るときには自分なりの評価で点数をつけてワンポイントアドバイスをパンフレットに書き込むようにしていますが、児童の部で最も多いアドバイスは「腹筋を鍛えましょう」です。

身体が大きくなってきているのに身体を鍛えていない場合、ボディがふらつきます。昔の子供は外遊びを沢山していましたが、コロナ禍を通過した現代の子供の基礎的な体力は昔と比べてとても低く(特に北海道はその中でも毎年最下位に近く)、バレエ以外の何かをしていない場合はヴァリエーションを踊る身体としては不十分なんです。そもそも本来は主役(プリンシパルやソリスト)の踊りを踊っているわけですから。


その結果、上手に踊りたいけど(筋力が足りなくて)身体をうまく支えられないでふらついてしまうようなダンサーが続出することになります。
まずは腹筋しましょう。そしていっぱい食べましょう。



そして身体が強くてもふらついてしまったと感じているダンサーは目をつぶってバランスを取りましょう。




【ジュニアB】
私は「同じダンサーの同じ演目を2日見る」という機会があまりなかったのでとても良い機会となりました。
今回は初日で私の主観で付けた高得点のダンサーには決選の名簿に事前にチェックを付けておいて観ることにしました。


すると多くのダンサーに「2回踊る時あるある」が起きていました。
それは「初日うまくいくと2日目うまくいかない」という現象です。


「いやー、予選は良かったのにねー」ってやつです。


初日でうまくいって二日目で失敗するダンサーの多くは運や技術ではなく気持ちの持ち方によって成功率を下げてしまうんです。これを書くと長くなるので近々別記事にしますのでお待ちください。
なぜ2回目がうまくいかないのか、それに対してどう対処すれば良いのか?など色々お伝えしようと思います。


ちなみにこの現象の真逆を「バッドリハーサル、グッドショー」と呼び、
リハーサルで失敗すると本番はうまくいくという「舞台あるある」として多くの人が語っています。


これらはメンタルトレーニングの基礎的な部分を学ぶことによって対策します。
訓練をしなくても知識として知っているだけでもかなり対策可能です。
(もちろん自分の性格をよく理解して日々トレーニングするとメンタルが強くなるのは身体のトレーニングと同じです)


一方で日本揃えることが出来たダンサーはいわゆる「本番に強い」ダンサーです。
今より本番に強くなるためにもメンタルトレーニングを学びましょう。



【男子ジュニア・シニア】
ボーイズ部門ではちょっとしたハプニングが起きそうになっていました。北海道バレエコンクールではダンサーの審査が終わったときの拍手は禁止としています。ただ、あるダンサーの踊り終わりに拍手しかけた音が聞こえてきました。そして実は私もちょうど拍手しかけていました笑。

思わず拍手してしまいそうになるダンサーというのは素敵ですね。是非次回は本当に観客が間違って手を叩いてしまうのを目指してほしいです。



【ジュニアA・女子シニア】
このカテゴリのダンサーの多くはかなりコンクールに慣れてきているのでフィジカル的な弱点を上手に隠して踊れます。ですから私の座席からだとフィジカル的な弱点を見つけることはとても困難になります。
もちろん、本人は自分のどこが弱点なのかを知っているので相談してくれればエクササイズを提供することは可能ですが、踊りの中ではそんな弱点があるなんて見せないわけです。


とは言えども、足の裏のトレーニングや背中の可動域や使い方などはあと一つレベルアップが必要だなと感じるダンサーがいました。オーバーユースで怪我しないようにお気をつけください。


【エキシビション】
そして昨年の受賞者によるエキシビションです。全員素晴らしかったです。先日のYAGPニューヨークファイナルで1位を獲った山田優七さんも参加していました。手足がとても長いのにコントロール出来ているのが素晴らしいなと思いました。他のダンサーに目を向けると、私が個人的に目を引いたのはグラン・パ・クラシックの男性ヴァリエーションを踊ったダンサーです。

彼は元々かなりジャンプ力があるダンサーなのですが、今回のヴァリエーションではその魅力を最大に生かした表現をしていました。ジャンプにだけ目がいかないように踊り全体の雰囲気を作りながら踊り、おそらく8割の力で跳んでいるんです。

そして彼の筋肉のタイプとその飛び方がマッチしているので軽く跳んでいるのに観客の想像以上に高く飛び上がっていることで本当に浮いているように見えるんです。これにはビックリしました。ジャンプ以外の表現力が増したことで踊りに余裕が生まれて素晴らしいダンサーになっているなと思いました。将来が楽しみです。


とても有意義な二日間でした。
逆カマの話と二日目にうまくいかないダンサーの話は明日以降書いていきますのでお待ちください。


初めてもしくは久しぶりにこのブログに辿り着いた人はそれまでの時間「RED-S」に関しての記事をお読みください。
ダンサーはRED-S(RED-D)になりやすいです。そしてそれはダンスの上達を確実に妨げます。




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第21回北海道バレエコンクール 予選レポート

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毎年北海道バレエコンクールは様々な予定が重なりがちでなかなか行けなかったのですが、今年は開催日程がズレたのでかなり久しぶりに行くことが出来ました(なんと8年ぶり!)


さらに今年は予選から見学できたのでまずは初日のレポートから始めます。

私が見たのはクラシック部門ジュニアBからジュニアAまでです。
まずジュニアBのレポートから。

この年代のダンサーたちは間違った使い方をしてもそれなりに上手に踊れる上に身体も小さいので関節や筋肉を痛めることなくやってこれてしまっているようなダンサーと、すでにある程度正しい身体の使い方をしているダンサーが混在していました。


気になる身体の使い方としては、太ももの力で足を上げてしまっていて太ももが疲れてしまうけどどうして良いのかわからないダンサー(タリスマンなどで見つけやすい)や、骨格的な条件が良いのでなんとなくターンアウトしているけど筋肉でコントロールできていないダンサー(オーロラなどで見つけやすい)、そして、上半身(胸郭)を使いたいのに腰や首で反ってしまうダンサー(パキータなどで見つけやすい)などです。


このあたりはいつの間にか出来るようになっていくか、1度体を痛めてテクニックエラーを直さないと踊れない環境になってから修正していくようなプロセスをたどりがちです。

・足上げのオーバーユースで股関節
・ターンアウト足りなくて足首や股関節
・胸郭使えなくて腰

このあたりを中学1年生の夏〜中学2年生あたりで痛めがちというイメージがあります。
(生活環境の変化や、体の成長に対してテクニックやセルフケアの不足が重なる)
だからこそもう少し早めのタイミングで身体の使い方を見直すことが望ましいです。


自覚ある場合は改めて先生と基礎を見直したり、信頼できるセラピストさんやトレーナーさんに相談したりするのが良いです。踊り以前に身体の使い方が間違っていることで身体を痛めてしまうわけです。


近年ではバレエ教師の皆様に「森脇さんの所に行ってきなさい」と仰っていただく機会が増えてきました。
その信頼に答えられるように全力でサポートします。
そして私の範疇を超えている場合はダンサーに理解のある整形外科と理学療法士、管理栄養士が同施設内にいますので連携もスムーズです。気になる方はお越しください。




続いてボーイズの部門です。
高く飛べて沢山回れるボーイズがたくさん出ていました。ちなみに、高く飛べるのにふらつく場合って何が原因だと思いますか?脚力があるはずなのに着地でうまく止まれない。

これは股関節周囲の筋力のコントロール性が低いことが大きな要因だと考えられます。

他に考えられることとしては足の裏の筋力が弱かったり使えなかったりすることや、体性感覚という身体の位置を感じ取る感覚が甘いことも考えられます。


それぞれの原因を調べて最適なエクササイズを行なうことがおすすめです。


最後にジュニアAですが、ここのカテゴリのダンサーは自分の弱点をよく理解していて、それを見せないように踊るのが上手になってきます。ヴァリエーション1曲を遠くから見るだけでは何が弱いのかわかりにくいケースが増えてきます。

ただし、本人はよく理解しているはずですし、先生もそこが気になっているはずです。
テクニックが上達した割に足首や弱いことで足首に負担がかかっていたり、背中や胸郭の使い方が曖昧で腰に負担がかかっているように感じるダンサーは何人かいました。


トレーナーの目線で何か気になるポイントが見えるということは、ジャッジにも何か気になるポイントとして見えているはずですし、さらには観客にも言葉では説明できないけど何かを感じ取る可能性があります。


このあたりがさらなる上達へのポイントになるんだと思います。
本日は決戦です。引き続きレポートを書いていきますので次回をお待ちください。



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踊りの「あや」に関して【北海道弁?】

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当院には道外出身のスタッフがおり、時折私自身が気づいていなかった北海道弁に気付かされることがあります。


今回非常に驚いたのが踊りの「あや」という言葉がどうやら北海道弁だったということです。
長くバレエを続けていた経験があるスタッフとの会話の中に「踊りのあやが、、、」という言葉を使った際、



「、、、あや?」



と初めて聞いたリアクションをされました。
北海道で長く踊りに関わってきた人なら必ず聞き馴染みのある言葉だと思います。
そして私達北海道人はこれを北海道弁だと自覚している人はかなり少ないのではないでしょうか。


・本州のダンス指導者と「踊り談義」をする
・本州から引っ越してきた生徒の踊りにあやがついている


こんな感じの状況があれば「あやって何ですか?」という会話が生まれるでしょうが、なかなかそんな機会も少ないですから一般的な名詞として認識しているはずです。


そこでChat GPTに質問してみました。
スクリーンショット 2024-04-23 22.50.39

AIが必ず正解とは限りませんが、この回答を読む限りはあやに関してかなり正確にニュアンスを表していますからおそらく北海道弁で間違いないのでしょうね。

追記:「ことばのあや」や「日本舞踊でのあや」とはニュアンスが違い、「無駄な動き」「余計な装飾的動き」「規定にない動き」そして「カッコつけた表現」などを含む場合に「おどりに変なあやをつけないで」と言うことが多いです。


北海道出身の皆さんでまだ信じられない人もいると思いますので、ネットで「踊りのあや」と調べてみてください。標準語であれば誰か一人くらいブログの文章に書いてあるのを見つけることが出来ると思います。

しかし2024年4月現在では私の調べた範囲では見つけることが出来ませんでした。
(おそらくこのブログが初めて「あや」に関して書いたブログだと思われます)


あー驚いた。



「よしかかる」以来の驚き北海道弁でした。




「なんも余計なあやつけんでない!」
って言っても内地もんには分からないんです。
(ここまで北海道弁使う人は減ってきましたね)


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森脇俊文


YAGP2024【ユースアメリカグランプリ】ニューヨークファイナル レポート 〜フィジカル編〜

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YAGPのプリコンペティティブ部門を見てトレーナーとして「危険だな」と感じる動きがあります。

その動きとはこちらです。
IMG_1914

見覚えのある足首の傾きだと思います。これはテクニックエラーである逆カマ足の状態での片足荷重です。
このポジションはジュニア部門になる前になるべく直しておきたいテクニックエラーだと考えています。


【テクニックエラー「親指側(逆カマ)に乗る」】
トウシューズになるとボックスやプラットフォームによって支えられている部分もあり目立ちにくいのですが、バレエシューズには足首を支えるだけの強度がないのでグラつきが顕著になります。
(ということでプリコンペティティブ部門を見ることでとても気になるわけです)


筋力の発達が不十分である若いダンサーほどこのテクニックエラーは回避しにくいものなのではないかなと考えています。


日本予選でもニューヨークファイナルでも高いルルヴェのポジションを取ると親指側に足首が傾いたままキープしていたり、そのまま土踏まずが潰れるようなポジションに降りたりしているダンサーが5人に一人くらいいる印象があります。


アラベスクでフィッシュテール(逆カマ)になっていても荷重(体重が乗っている状態)ではないのでバレエ教師や演出家の指示に合わせて好きに行なっても問題ありませんが、逆カマのポジションで荷重を続けるとオーバーユースによる怪我(長母趾屈筋腱炎)に直結します。


条件が重なるほどにこの立ち方をしてしまいます。

・足首がゆるい
・筋力が弱い
・テクニックエラーのまま「かかとを前」で降りる


本人はやりたいとは思っていないはずです。「なっちゃう」に近い感覚だと思います。
親指側に立つと「しっくりくる」というダンサーは要注意です。それは筋肉を使わずに腱や関節に寄りかかって立っている可能性が高いです。



菅井円加さんは長母趾屈筋腱炎で手術をされている方ですが、彼女ほど踊れるダンサーでもオーバーユースによって手術するに至ってしまったわけです。



【対策】
これに対してどんな対策をすれば良いと思いますか?

ターンアウトの意識を持ってつま先を外に向けるのは大切です。
上達していきプロに近づくほどその意識がなければ注意を受けることになるはずです。

ただし、そういったダンサーたちも片足のつま先立ちをしたときに足首をまっすぐにして立っているんです。
足首がゆるいダンサーでも片足でポワントのときにはまっすぐなんです。決して逆カマ足(親指側に立っている)にはなりません。怪我します。


なぜ足首がゆるくてもできるのか?
筋力とバランス能力によってまっすぐをキープするんです。これが出来ないで親指側に落ちて戻ってこれないなら筋力が足りないということです(キープするときに揺れるのはアリです)。

足の裏の筋肉の強化と長母趾屈筋の強化をすることが大切です。


【骨格が原因?】
そもそも親指側に乗るダンサーは中足骨の形状にも原因がある可能性が高いです。
親指の中足骨(第一中足骨)が第二中足骨に比べて短い場合はバレエシューズだと足首がぐらつきます。
(日本人の7割以上が第二中足骨の方が長いと言われています)

筋トレで解決できる可能性も無いとは言えないですが、かなり難しいです。
また、疲労骨折の可能性も高くなります。プロダンサーはこのように語っています。

サポーターによって中足骨の長さをシリコンパッドで揃えることが出来るので今の時代はとても良い時代になりました。不必要なグラつきが減るだけで怪我のリスクは下がります。


【ヴァリエーションの演目によってリスクが変わる】

ヴァリエーションによっては親指側に落ちやすい振りが沢山含まれているものがあります。
(バレエ教師の方ならプリコンペティティブ部門の演目を見たらすぐに見当つくと思います)

私は1つとても親指側に乗りやすい演目が思いつきます。その演目を足首がゆるいダンサーが踊る際には足の裏の筋トレをしっかり事前に行なって強くなってから選ぶことをおすすめします。痛いまま踊り続けるような悲しい結果にならないために。


プリコンペティティブ部門のダンサーはこれから身長が伸びていきます。そしてその分体重も増え、ヴァリエーションの難易度が高くなり求められる動きも難しくなってきます。
親指側に傾いてルルベをしてしまうダンサーは今のうちに足の裏と長母趾屈筋をトレーニングしましょう。


うまく足の裏が使えない(疲れない)ならば身近にいるダンスに理解のあるトレーナーやセラピストに相談してください。
私もオンラインで指導することも出来ますよ。



華やかな結果の裏側にはこういったテクニックエラーによって身体を痛めてしまっているダンサーが必ずいます。避けることが出来るようなトラブルは未然に防いで一人でも多くのダンサーが自分の実力を出し切れることを願っています。


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【バレエ教師、セラピスト、トレーナーの皆さんへ】

お時間ある人はダンサーの足首に注目して踊りを見てみてください。
足首ゆるそうなダンサーでもまっすぐ立とうとしている人と、親指側に落ちてしまっている人がいるのがわかると思います。グラグラ揺れても戻そうとしている人はカウントせず、戻せない人だけを数えると私のカウントした数と近い数字になると思います。

例えばこのクラスは私の主観では43名中8名(約18%)が親指側に乗っている時間が多かったり負荷のかかる降り方をしているように見えます。


この動画では39名中11名(約28%)が親指側に過度に乗っているように見えます。


若いダンサーはこれをコントロールするのはとても難しいです。
ですから打てる対策を事前に可能な限り打って周囲がサポートしていくことが重要だと思っています。


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YAGP2024【ユースアメリカグランプリ】ニューヨークファイナル 結果

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YAGP2024ニューヨークファイナルの結果が出ました。
プリコンペティティブ部門(クラシック)で山田優七さんが女性1位になりました。

また、日本予選から出場した他の受賞者としては、
高橋杏さんがプリコンペティティブ部門のクラシックとコンテンポラリー部門で3位になっています。

さらには
寺西悠人さんプリコンペティティブ部門(クラシック)男性3位
木原琥珀さんプリコンペティティブ部門(コンテンポラリー)男性2位
秋田瑛汰さんジュニア部門男性3位

と輝かしい結果を残したダンサーが沢山生まれました。
みなさんおめでとうございます!


そして今回受賞していないダンサー達にとっても価値のある時間だったならば良いなと思っています。
今回の経験がダンサーとして、そして人としての大きな成長に繋がることを願っています。


山田さんと高橋さんは2人ともモナコプリンセスグレースにいくのでしょうか。
もしそうなるとこれからまた良きライバルが身近にいる環境が数年続くことになりますね。


このまま素晴らしいダンサーになって日本のバレエ界を明るく照らしてくれるような人になってくれることを勝手に期待しています。ただ、周囲からの期待やプレッシャーは適度に受け流して自分の好きなようにダンサー人生を歩んでほしいなとも思っています。


今回のコンクールを見てトレーナーとして感じたことがあるのでレポートの続編を書いていこうと思っています。
ダンサーとして足首が気になるダンサーは続編をお待ちください。


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医療従事者向けセミナー【ダンサーの栄養と心理】

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ダンサーのトレーニングに関する情報はこの10年で比較的手に入れやすい世の中になりました。
一方で、ダンサーの栄養や心理に関する情報は10年前から何も変わっていないかのように入手困難なままです。

RED-Sを含め、この10年間の研究によって分かってきたり改善されてきた栄養や心理に関する情報をあまり知らない場合、うってつけのセミナーだと思います。

バレエ教師やダンスに関わるトレーナーやセラピストの方は是非!
 

何度も書いていますが、難しくて分からないことがあっても良いと思っています。
自分は何が分からなかったのかが分かるんです。それだけでも価値がありますし、分かったことや今まで正しいと思っていたけど違ったことが見つかるならばなお素晴らしいと思います。


ダンサーをサポートしている専門家の情報を学ぶとてもよい機会です。
こんな素晴らしいセミナーやっていたんだ!知らなかった。という人もまだまだ多いと思います。


多くの人の目に届きますように。


共に学びましょう。



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今月のテーマは「アラスゴンドのありがちな間違い」です。




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YAGP2024 ニューヨークファイナル ファイナリスト決定

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YAGPユースアメリカグランプリニューヨークファイナルのファイナリストが決定しました。
日本予選から出場したダンサーはジュニアカテゴリから8名とシニアカテゴリから5名の計13名のようです。

ジュニアファイナリストはこちら


そしてシニアファイナリストはこちら


日本予選からの通過者は以下のとおりです。
どうやらジュニア男性部門は出場した全てのボーイズが通過したようです。
日本予選のレベルが高いことが伺えます。

ジュニア女性

228 大澤たまき

300 木村凪初

303 浜崎ほの

342 村山來見


ジュニア男性

406 井上結人

412 鈴木悠仁

423 秋田瑛汰

432 飯野利一


シニア女性

503 中谷心陽菜

523 中島望沙

547 矢成真帆

615 大橋季惟


シニア男性

668 全成慶


自分の持っている全力を出し切って輝いてほしいですね。
日本時間で明日の朝(4月18日)にはファイナルが行なわれます。

ジュニア女子AM5:00〜



シニアAM9:00~




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芸術の森バレエセミナー2024申し込み開始

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ニューヨークではYAGPファイナルがまだまだ行なわれていますが、今年の夏に開催されるバレエセミナーの申込みが始まります。(4月16日火曜日から開始)

昨年久しぶりに見学したのですが、クラシックバレエ担当講師のジル・イゾアール氏のレッスンがとても素晴らしかったです。バレエをより良く踊るために何をすればよいのかをあらゆる角度から指導している印象を持ちました。
フランスでバレエ指導における国家資格を取得しており、世界各国でバレエ指導を行なったキャリアを持っている方です。



豪華講師陣に関してはプロフィールも含めてこちらをご覧ください。


私自身も11日(日曜日)あたりに見学に行く予定です。
札幌近郊のバレエ指導者の皆さんとは会場でよくお会いしていますが、昨年は本州のバレエ指導者の方にも声をかけていただき、とても有意義な時間となりました。

ジル・イゾアール氏のレッスンを見学できるのは大変貴重な時間だと思いますので、バレエを習っている方であれば1度足を運んでみてはいかがでしょうか。


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YAGP2024【ユースアメリカグランプリ】ニューヨークファイナル

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いよいよYAGP2024が始まりますね。
今、生放送でこちらのYAGPニューヨークファイナルのレッスンを見ながら書いています。

さすがにものすごい条件の良いダンサーばかりが集まっていますね。
ただ、リズムの取り方などでは個性が出るというかアクセントやタイミングが全然違うのがまた興味深いです。

日本を含む世界各国では2021年からYAGPからYGPへと名称を変更していますが、アメリカでは変わらずにYAGPという馴染みのある呼び名での開催になっています。

4月11日〜20日までの中で世界中から集った若きダンサーたちが自分の輝きを最大限に引き出して踊ります。


参加者名簿はYGP日本のホームページに載っていますので興味がある方はそちらからご確認ください。



YAGPのYou Tubeチャンネルはこちら。



余談ですが、パーソナルトレーナーという職業柄、札幌各地(場合によっては日本各地)のバレエスタジオから来たバレエダンサーと個人セッションを行なうのですが「ローザンヌ国際バレエコンクールは知っているけどYAGPは知らない」という人がとても多い印象がありました。
(入賞常連組はもちろんどちらも知っているのですが、コンクールや発表会には出るけどプロを目指しているわけではないダンサーたちの多くはYAGPを知りませんでした)

YAGPが舞台となったドキュメント映画「ファーストポジション」が上映されてもなお、ローザンヌ国際バレエコンクールの方が知名度が高いのは変わりませんでした。
とても良いドキュメント映画ですので気になっていた方は是非御覧ください。レポートはこちら。


しかし、私住む北海道では昨年からYGPの認知度が一気に高まりました。
札幌出身のダンサーがニューヨークファイナルで1位になったからです。
北海道ではニュース番組でも特集が組まれたりしました。

バレエに関心がない人すら「札幌のダンサーが国際バレエコンクールで1位になった」と知っている状況になったんです。
私のところにトレーニングに来るバレエダンサーでYGPを知らない人が一人もいなくなりました。



それでもまだ彼女はプロになったわけではないですし、バレエの世界は狭き門ですので私達は暖かく見守ることしか出来ませんが心からの応援によって元気を送ることは出来るのではないでしょうか。
(今年もそのダンサーは出場しています)


出場しているダンサーたちはみんな自分の全力を出せるよう願っています。
そして自宅でこの動画を見ている皆さんはこの動画から沢山のヒントを見つけ出してより良く踊れるように学んでいきましょう。



訂正:
記事内にニューヨークファイナルグランプリと書いた部分がありましたが、1位と訂正しています。
関係者の皆様、大変失礼いたしました。お詫び申し上げます。



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ダンス関係者への提言【トレーナーやダンス教師は読んで】

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先月のJADMSに参加したときに感じたことを忘れないように書いておきます。
(そしてダンス関係者の皆さんに届いてほしいと感じています)


「なんかアカデミックな方ばかりですね」
久しぶりに会場で会ったセラピストの知人とそんな話になりました。


私が初めに参加したのが第5回ダンス医科学研究会です。
この頃はまだトレーナーの参加は珍しい感じで、ちょっと浮いている感じだったのを記憶しています。多くはセラピストやドクターだったのではないでしょうか。



その後5年連続で参加し続けて、この頃にはトレーナーを含めた他業種の人達の参加が増えてきていました。5年前の記事はこちら。 

ブログの中では「トレーナー・セラピストが沢山参加してきている」と書いてありますね。
私が参加していた5年間では年々トレーナーやセラピストなど臨床家の参加が目に見えて増えてきていました。(10周年は私自身の講習会と日程が重なり泣く泣く不参加でした)


その後コロナ禍を経て5年ぶりに参加してみたら再び初めの頃のアカデミックな方が多い印象に戻っていたような気がしました。もったいないなぁと感じました。なぜ現場に近い人達の参加が減ったのでしょうか。


ここで私なりの考察をしてみようと思います。


・バレエ関係の情報発信する人が増えた
・そもそもアカデミックな情報は難しい
・手軽な情報を手に入れやすくなった


5年前まではまだダンスに関連するあらゆる情報(エクササイズやセルフケアなど)を手に入れにくい環境だったと思います。しかしコロナ禍に「オンラインセミナー」という手段が一気に広がり、以前よりも手軽にダンスに関連する情報を自宅で入手できるようになりました。


同時に情報発信する人も増えさらには発信者の情報の質も高くなり、まるで「わざわざJADMSに行かなくても良いかも」という気持ちになってきたのではないでしょうか。実はかくいう私もそんな気持ちが少なからずありました。


ただ、特定の人から学ぶ「手軽なエクササイズの情報」や「即効性のあるセルフケアのアプローチ」などばかりを学ぶのはリスクがあります。その人のフィルターを通した情報だけを学ぶことになり、情報の偏りを生むことになるからです。


だからこそ今、トレーナーやセラピストがアカデミックな世界と触れ合っておくべきだと考えています。
「一度聞いてわからないから行かない」ではなく、何度も参加していくうちにわかることが増えてきた。とか、どんなエリアの勉強をすればよいのか明確になってきた。とか、研究はどこまで進んできたのか、とかがわかる方が素敵だと思うのです。


多くの登壇者がいるので偏った情報に振り回されないで済むのも良いポイントだと思います。
年に1度2度くらいならこういった専門的な場所やちょっと畑違いと感じるような場所へ出向き、新しい刺激を入れることは人間的な成長や気づきを得るためにはとてもよい機会だと思っています。


ですから声を大にして言いたいです。
セラピストやトレーナーはもちろんのこと、ダンス教師の方も機会があったら是非こういった学術集会などに足を運んでみてください。


その上で私達に質問していただければより理解の解像度が高まると思います。研究畑の人だけで話し合っても現場に情報が届かないし、現場が手軽な情報にばかり目を向けていると良質な研究による情報を入手できません。研究と医療とエクササイズとダンス現場が一体となってダンス業界を作り上げていくためには相互の現場に参加することがとても大切だと思っています。



来年のJADMSには多くのダンス教師、トレーナーが戻ってきますように。


関連記事:
こういったトラップにハマらないためにも色々な専門家と繋がるのが良いと思います。







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医療従事者向けダンス医学セミナー Vol.5 ダンサーのミカタ 成長期編 受講レポート

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多くのバレエに関わるセラピストが登壇されている「医療従事者向けダンス医学セミナー」というものがあります。
以前から気になりつつもタイミングを逃し続けていたのですが、先日日本ダンス医科学研究会に参加したことがきっかけでようやく重い腰が上がり受講することが出来ました。


タイトルに「医療従事者向け」と書かれているのですが、登壇された片倉麻衣先生とファシリテーターの竹島憲一郎先生のお話は大変丁寧で分かりやすくお話されていました。ダンサーに関わっている人ならばどんな人が聞いてもそれなりに理解できるのではないでしょうか。
(対象者にはクラシックバレエ・ダンス・審美系スポーツに関わるすべての方と書いてあります)


こういった専門的なセミナーはしっかり理解しようと思うと(そして一部でも理解できないなら意味がないと思うから)ハードルが高くなってしまうわけで、なんとなくでも聞いてみて役立つ情報を手に入れようと考えるのが良いと思います。もしあなたが興味関心があるならばこういったジャンルのセミナーを受講してみることはとても価値があることだと私は思います。


今回の片倉麻衣先生のお話は海外論文を参照して成長期ダンサーにおける体の特徴や怪我の症例、よく起きる怪我の種類やRED-S(利用可能エネルギー不足)、そしてRED-Dなどのお話をされていました。


先日の日本ダンス医科学研究会で登壇された竹島憲一郎先生のお話と共通する部分があったので、おさらいになりとても有意義な時間となりました。何度も同じ話を聞くことはとても重要です。
※1回聞いただけで分かった気になる人は一回振り付け習って踊れた気になる人と同じです


セミナー特典として2週間のアーカイブ視聴もついているので、分からないことがあっても見直したり調べながら見ることも出来るのはとても便利です。
私自身はRED-Dに関心があったのでとてもタイムリーなセミナーでした。


そして次回はこちらです。【ダンサーの栄養と心理】


引き続きRED−Sに関する情報を学ぶことができそうですね。
この10年でバレエダンサーをサポートするための情報に触れやすくなったとはいえ、栄養や心理に関する情報はまだまだ10年前と大きな変化がないと感じています。


解剖学的な観点やバレエメソッドからの観点からダンサーをサポートする環境はとても増えましたが、栄養学的な観点や心理学的な観点に関してはこの10年でどれくらい学ぶ機会があったでしょうか。


RED-Sの記事で書きましたが、食事(エネルギー)が不足するとダンサーはパフォーマンスを出しきれないんです。
RED-Sの図その2

そして、食事(栄養)と心理はRED-Sの中で唯一相互に影響を与え合っているのです。
スクリーンショット 2024-04-09 17.41.16
だからこそ次回のセミナーが「栄養と心理」なんでしょうね。

新学期が始まりダンサーの環境が変化していく中で栄養と心理に関する学びを得るのはとても重要です。
この機会に多くのダンス関係者、審美系スポーツの関係者、そして保護者の方が視聴することを望みます。


私は勝手に宣伝していますが、勝手に宣伝する人が増えない限り価値のあるセミナーでも閉じた世界の中で " いつものメンバー " だけで行なわれてしまうことになりかねません。
多職種が連携してダンサーをサポートするために私が出来るアクションとしてこちらのブログでの紹介をしています。

多職種連携のキーポイントは共通認識だと思っています。
共に学べる仲間が増えることを願っています。



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今回のテーマは「アラスゴンドのありがちな間違い」



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RED-SそしてRED-Dとは?

RED-S

RED-S(レッズ)って何? 
この言葉は数年後には今よりももっと身近な言葉になると思います。

日本語ではRED-Sのことを「スポーツにおける相対的エネルギー不足」と呼びます。
そしてRED-SのSはスポーツのSであり、ここをダンスのDに置き換えたRED-D(レッドディー)というものも提唱されました(後述)。


今回はRED-Sに関してを中心にRED-Dにも少し触れてなるべく分かりやすく解説しようと思います。
※分かりやすく解説するということは「正確ではない」ということをご理解ください。


補足:「相対的エネルギー不足」というのは運動量に対して食べる量が足りていないということです。
沢山食べていてもそれ以上に動いているならエネルギー不足ですし、ちょっとしか食べていなくてもそれ以下しか動いていないならエネルギーは足りているわけです。「動く」と「食べる」を比べて「食べる」が足りていない場合に「相対的エネルギー不足」と呼ぶ。とお考えください。




【近年のRED-SとRED-Dに関する動向】
2023年、IOC(国際オリンピック委員会)によるRED-SのコンセンサスステートメントがBritish Jounal of Sports Medicineで掲載され、その翌年2024年にはRED-Dの論文がBMJ Open Sport & Exercise Medicineに掲載されました。


つまり、つい最近のホットな話題ということです。


【アスリートと低栄養問題の変遷】
歴史を辿ると1992年にアメリカスポーツ医学会で世界で初めて「摂食障害」「無月経」「骨粗鬆症」の3つを「女性アスリートの三主徴」と呼ぶようになり、摂食障害までいかなくても食べる量が少なければ身体に負の影響があるということで、のちに「利用可能エネルギー不足」「視床下部性無月経」「骨粗鬆症」の3つを女性アスリートの三主徴と呼ぶようになりました。
女性アスリートの三主徴

それについての記事はこちら



この考え方をベースにして女性だけではなく全てのアスリートに適応範囲を広げて提示されたのがRED-S(Relative Energy Deficiency in Sport [スポーツにおける相対的エネルギー不足])です。



【つまりRED-Sって何?】
こちらをご覧ください。(「女性アスリートの三主徴」を含んでいますね)
RED-sの図
図の解説ですが、中央のRED-Sというのを「エネルギー不足になると、、、」と読み替えると分かりやすいと思います。エネルギー不足が発生することで様々なトラブルを巻き起こすことになります。



さらには心理的影響の部分だけ相互の矢印になっているのは、心の不調の結果として食事量が減り相対的エネルギー不足になるケースもあるからです。どっちもきっかけになるよね。ということです。



ただし、この図だけだとあまりピンとこないと思いますので、具体的なデメリットに関して書いてみました。動くことに対して食べる量が足りていないと以下のデメリットが発生します。


相対的にエネルギー不足が起きると、、、
免疫: 免疫系を弱め、感染症リスクを高めます。
月経: 女性アスリートは月経不順や無月経を引き起こすことがあります。
骨の健康: 骨密度を低下させ、骨折リスクを増加させます。
内分泌: ホルモンバランスを乱し、多くの内分泌系機能に影響を及ぼします。
代謝: 基礎代謝率を下げ、身体のエネルギー消費を抑制します。
血液: 貧血を引き起こし、運動能力に影響を与えることがあります。
成長発達: 若年アスリートでは成長と発達の遅れにつながることがあります。
心理的影響:ストレスや摂食障害などの心理的問題を引き起こすか、悪化させます。
心血管: 心血管系の機能低下につながり、心臓健康に悪影響を及ぼすことがあります。
消化器: 消化機能を低下させ、栄養吸収不良や消化不良を引き起こすことがあります。


めちゃめちゃ不都合。
だから適切にエネルギーになる食品を食べたほうが良いんです。


私自身がアスリートだった頃、食べることへの関心が低くそれでいて「自分は筋肉が付きにくい体質だ」と思っていて、今考えるとRED-Sに当てはまっていたなぁと感じています。



過去にこんな記事 ↑ を書いていますが、IOCがRED-Sの説明の中でもう一つの図を作成しています。


こっちのほうが当事者としてはイメージしやすいのではないでしょうか。
RED-Sの図その2


こちらに関してももう少し具体的に解説してみます。今度は中央のRED-Sを「エネルギー不足のまま練習すると」に置き換えて読んでみると良いです。


エネルギー不足のまま練習すると、、、
持久能力の低下: 長時間活動するための体力が減少します。
スポーツ障害のリスク: 怪我や疾患のリスクを高めます。
トレーニング反応の低下: トレーニングからの回復や成果が得られにくくなります。
判断の低下: 断力を鈍らせ、ミスを招きやすくなります。
協調運動の低下: 神経系の機能を低下させ、動作の正確性が落ちます。
集中力の低下: 脳の働きにも影響し、集中力が維持しにくくなります。
易刺激性: イライラしやすくなることがあります。
抑うつ: 気分の低下や抑うつ状態を引き起こすことがあります。
グリコーゲン貯蔵低下: エネルギー源であるグリコーゲンの貯蔵が不足し、持久力が減退します。
筋力低下: 筋肉の合成を妨げ、筋力の低下につながります。


良くないですね。
だから食事というのは動くこと、休むことと同様に大切なんです。



RED−Sのダンサー版「RED-D」とは?



ここまでが今後世の中にもっと広がっていくと思われるRED−Sに関する説明でした。


そしてこのRED-Sのダンサー版「RED-D(レッド・ディー)」が2024年に発表されました。
「ダンスにおける相対的エネルギー不足(RED-D)」です。


【RED-SとRED-Dは何が違うの?】
基本となる部分は同じです。だからこそ上の2つの図はそのまま覚えておいたほうが良いです。
念のためにこちらにも載せておきますね。
RED-S図

これをダンスの分野に特化させたのがRED-Dです。
つまりダンサーが最高のパフォーマンスを出すために研究された論文とも言えます。


最先端のスポーツ医学を用いてダンサーに関係する専門家が集まって話し合い、
ダンサーに寄り添ったなかで見つけ出したダンサーのための(現代における)最適解だと考えて良いです。


ここで書かれているダンサー特有の状況とは、高い身体能力を求められる一方で文化的な背景により細身な身体であることを求められやすい傾向があるということなどが挙げられます。


そんな中でダンサーの健康を守り最高のパフォーマンスを出すためにはアンケートで状況を確認して、必要であれば血液検査をしてより良い状況になるためにサポートを行なうための方法が書かれているのがRED-Dの論文なのです。


RED-SもRED-Dもネット上で論文を読むことが出来ます。
英語で書かれていますが、最近は翻訳機能が向上していますので手軽に翻訳して読むことができます。
良い時代ですね。


RED-Dに関しては今後、もうすこし丁寧な記事を書く予定です。
まずはRED-Sが皆さんの知識として知っていただければ良いなと思って書きました。


ここまで読んでいるような皆さんであれば再び書く必要もないかもしれませんが、
分かりやすく書くということは正確ではないということになります。
大げさな表現をするならば嘘が混ざります。私なりの配慮を持って書いていますが、この記事だけで判断しないほうが理解が深まりますので、ネット上の他の記事を読み比べることをおすすめしますし、
必要だと感じた方は原文を(翻訳してでも)読むのをおすすめします。


未来あるダンサーをサポートするためには新しい情報を積極的に取りに行くのが大切だと思います。


ちょっと長くなっちゃいましたが、ざっくりとまとめるならば
運動に対して適切に食事が取れれば効果が最大化する一方で、昔のような考え方での食事では運動の効果が最大化されない(RED-D)ということを覚えておきましょう。ということです。




今回の記事の元にしている論文のリンクを貼り付けておきます。

2014年のRED-Sの論文


2024年のRED-Dの論文




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